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秋山さやかさんアーティストトーク

8月1日(金)、秋山さやかさんをお招きしてアーティストトークを開催しました。
秋山さやかさんは、自分の行動をその土地で集めた材料を使って、針と糸で地図に記録していく作品で知られています。フィリップ・モリス・アート展を始め、様々な展覧会に出展しており、日本だけでなくアメリカや中国、イタリアなど、世界を股にかけて活躍されています。企業やブランドとのコラボレーションも盛んなアーティストさんです。

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秋山さんははじめ、大学で油絵を専攻していたとのこと。しかし、絵の具はキャンバスにのっても、自分の表現したいこと、描きたいことが通り抜けていくような感覚を覚え、行き詰ってしまったそうです。そんなある日、大学の授業でドローイングを行った際、白い紙に自分の足跡を一歩一歩打って記録したことが非常にしっくりきたといいます。それ以来、肉体の動きを作品につなぐことが出来ないかと考え、いろいろなところで素材を集め、その素材を集めた地域での行動の履歴を縫っていくという現在の作品制作に繋がっています。きっかけとなった作品は、フランスのモンフランカンという何もない田舎町での作品だということです。また、制作を続けるにつれて、作品がより大きく、かつ立体的になっているともおっしゃっていました。

もともと手芸は好きだったわけではないそうで、今の状況は思いもよらないものだったようです。嫌いであれば針と糸を客観的にみることができるため、かえって良かったのでは、と笑って話されていました。

後半は学生の課題の成果に対しての講評です。事前に秋山さんから「一週間何かを続けて記録する」という課題を課されていました。一週間毎日紙飛行機を作って飛ばしてみたり、一週間毎日同じティーバッグで紅茶を出して飲んでみたり・・・と個性豊かな成果発表のオンパレード。そんな学生の様々な記録、成果に秋山さんからは、「一週間の中で無になるところが一番面白い。7日やって初めて生まれてくるものがある。これから何か役に立つことがあるといい。日常って流してしまうから、向き合ってくれたことが嬉しい」というお言葉をいただきました。大いに盛り上がる楽しい時間となりました。

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アーティストトークの後の懇親会でも、時間の許す限りお話を聞かせていただきました。貴重な時間をありがとうございました。

【秋山さやかさんプロフィール】1971年兵庫県出身、女子美術大学美術研究科修士課程修了。主な展覧会:「Stitch by Stitch ―針と糸で描くわたし―」(東京都庭園美術館 2009)、「ラブラブショー」(青森県十和田市現代美術館 2009〜2010)、「上野さんぽ」(東京都上野の森美術館ギャラリー 2010)など
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プロフィール

信州大学人文学部芸術ワークショップゼミ(美術系)

信州大学人文学部芸術ワークショップゼミ(美術系)
信大人文芸術WSゼミ(美術系)です。学生の立案・運営で、美術に関わる企画を松本市内で展開しています。
主な企画展に、「名前の落としかた:梅田哲也、小栗沙弥子、小林耕平」(2011)、「ここも そこも どこかのここで:小林史子、前沢知子、水野勝規」(2012)、「アーケード:佐々木愛、文谷有佳里」(2013)、「大展会:渡辺英司、青田真也、小栗沙弥子、堀田直輝」(2014)、「下平千夏 光の記譜法」(2015)、「友政麻里子と二藤建人」(2016)など。

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