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下平千夏さんアーティストトーク

去る1月24日、現代美術作家の下平千夏さんをお迎えして今年初めての「芸コミトークイン」が行われました。

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下平千夏さんは長野県出身。元々建築学科で学ばれ、のちに輪ゴムや木、鈴、ボンドなど、身近な素材を使い作品を制作されるようになったそうです。

ゼミ前半のトークでは、ご自身の学生時代のことから最新の作品まで幅広いお話を伺いました。
下平さんは「実像と虚像の境界」、「表面性」、「境界の移動」、「音や力の可視化」といったいくつかのテーマを挙げられておられましたが、これは展覧会での制作という課題に向き合うことで以前のテーマから発展していったものなのだとか。
ボンドを薄く延ばし乾かして作った膜を何枚もカーテンのように重ねた作品では、透明なものが何重にも重なることによって不透明になっていく様が表現されていました。
また、枝や木材、つないだ輪ゴム、鈴のついた糸などが中心となる一点から四方に広がる作品は、精密な計算によって美しい広がりが生み出されているのだと感じます。

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作品は思いの外大きく、人の身長の何倍もある様子が分かる写真を見せていただいたゼミ生はみんなびっくり!


後半は下平さんの輪ゴムを使った作品のテーマである「力の可視化」をキーワードとしたワークショップです。
事前に学生が「力の可視化」についてリサーチした中から出た
「力のつりあい」「力の数値化」「力の移行」「破壊」「軌跡」
という力にまつわるキーワードを、用意した3つの体重計と身近にあるものを使って表現してみます!

キーワードごとに班に分かれ試行錯誤。

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本が倒れる力を計ってみたり、

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体重計を2つ合わせて、押し合う力を計ってみたり、

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つりあいを試してみたり……

下平さんにとって初めてのワークショップだったそうですが、私たちゼミ生にとっても新鮮な経験となりました。
学生の事前リサーチから始まりキーワードから表現を考えることで、いつにも増して能動的に動くことのできたワークショップとなりました!


さて、実は今、下平千夏さんの展覧会が長野県長野市のホクト文化ホールで開催中です。

「next 信州新世代のアーティスト展 2013」
2014年2月7日(金)~2月23日(日)
9:00-17:00
入場無料(2月10・17・18休館日)
榊原澄人、下平千夏、轟理歩の3名による展覧会です。
http://www.n-bunka.jp/news/2013/12/3154.php

張られた輪ゴムが会場の天井から床まで一点から放射状に広がる様子は圧巻です。ぜひ会場でご覧ください。
そしてなんと、展覧会の開催に先立ち、芸コミの学生が展覧会の搬入をお手伝いさせていただきました。
搬入の様子などは、次回の更新でお伝えしようと思います!


【下平千夏プロフィール】
1983年長野県生まれ。2007年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。2010年東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。"下平千夏展"-implpsion point-「implosion point」(2010,INAXギャラリー2,東京)六甲ミーツアート(2010,2013,兵庫)六本木アートナイト(2013,東京ミッドタウンB1メトロアヴェニュー,東京)など

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プロフィール

信州大学人文学部芸術ワークショップゼミ(美術系)

信州大学人文学部芸術ワークショップゼミ(美術系)
信大人文芸術WSゼミ(美術系)です。学生の立案・運営で、美術に関わる企画を松本市内で展開しています。
主な企画展に、「名前の落としかた:梅田哲也、小栗沙弥子、小林耕平」(2011)、「ここも そこも どこかのここで:小林史子、前沢知子、水野勝規」(2012)、「アーケード:佐々木愛、文谷有佳里」(2013)、「大展会:渡辺英司、青田真也、小栗沙弥子、堀田直輝」(2014)、「下平千夏 光の記譜法」(2015)、「友政麻里子と二藤建人」(2016)など。

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