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赤レンガ倉庫

 実は後期の展覧会を開催するにあたり、学内、松本のまちについての知識理解を深めよう、ということで学内にある貴重な国登録有形文化財の赤レンガで作られた、旧松本歩兵第五十連隊糧秣庫についてのリサーチを進めておりました。しかし、ゼミ生のみでのリサーチでは調べられる範囲が限られるため、信州大学人文学部 歴史学の准教授大串潤児先生に9月18日、お話をうかがっていたのです。遅くなりましたが、今回はそのご報告を致します。

大串先生


まず、この赤レンガ倉庫がなぜ松本にあるのかということですが、戦時中に松本が軍隊を誘致した、という背景がありました。この松本の駐屯地ができるまでは長野県には駐屯地はなく、他の地域の駐屯地に長野県の兵士は徴兵されておりました。その不便さの解消するために長野県に駐屯地が誘致されるに至りました。しかし、信州大学の旧松本高校があった県の森から現在の位置への移転に伴い、かつての駐屯地の建物はこの赤レンガ倉庫外残っておりません。
駐屯地、松本とこれまでの話を見ると、松本に自衛隊の基地があることを連想される方もいらっしゃるかと思いますが、決してこれも偶然ではないようです。推測の域を出ませんが、戦時中、五十連隊の駐屯により、街が潤ったこともあり、その名残なのかもしれません。

そこで、他の地域にもこのような現在に残るかつて駐屯地であった建造物がないか伺ったところ、全国に多くあるようでした。なかでも、規模が大きく建築的にも貴重な建物としては、東京国立近代美術館、石川県立博物館、我々のように大学内の建造物としては山梨大学の赤レンガ館を挙げていただきました。それから、赤レンガではなく鉄筋コンクリートの建物ですが、東京国立現代美術館もそういった建物のようです。

私達、信州大学内にある赤レンガ倉庫は先程挙げた建物に比べると大きさは劣るものの、素敵な建物であることには違いありません。そのため、私達の赤レンガ倉庫も更に開かれた使い方を模索して行きたいと長い目で考えております。
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プロフィール

信州大学人文学部芸術ワークショップゼミ(美術系)

信州大学人文学部芸術ワークショップゼミ(美術系)
信大人文芸術WSゼミ(美術系)です。学生の立案・運営で、美術に関わる企画を松本市内で展開しています。
主な企画展に、「名前の落としかた:梅田哲也、小栗沙弥子、小林耕平」(2011)、「ここも そこも どこかのここで:小林史子、前沢知子、水野勝規」(2012)、「アーケード:佐々木愛、文谷有佳里」(2013)、「大展会:渡辺英司、青田真也、小栗沙弥子、堀田直輝」(2014)、「下平千夏 光の記譜法」(2015)、「友政麻里子と二藤建人」(2016)など。

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